シオン
「レナもダナもないこの世界で、私は……」
「私には近づかないこと。覚えておきなさい」
テイルズ オブ アライズ
性:女
年齢:19歳
身長:165cm
体重:?kg
CV:下地 紫野

プロフィール

〈荊〉の呪いは、一人の少女を孤独に貶めていた。誰にも触れることができず、特異な力を恐れる周囲の目は、より少女に悲しみの感情を植え付けていった。だが、彼女はある日、自分の手を握ることのできる青年と出会う。彼は自分の記憶を失い、そして痛覚を失っていた。痛みを感じない彼が繋いだ、小さな希望。果たして、それが彼女が求めていたものだったのかは、まだ彼女自身さえ知ることはないのだった。

ミリーナの一言

シオンさんの可愛いところは沢山あるけれど、一番可愛いところは美味しそうに私たちが作ったものを食べてくれるところなの。この前のエドナ様のお茶会でも、私が作ったクッキーを美味しそうに食べてくれたのよ。でも、最後はなんだか物足りなさそうにしていたのは迂闊だったわ。きっと量が足りなかったのね。次はシオンさんが満足してくれるように、いっぱいお菓子を用意しておかないと !

イクスの一言

シオンさんの〈荊〉の力は、触れただけで相手に激痛を与えるみたいなんだ。だから、シオンさんは人一倍気を遣って俺たちとの距離を測ってくれているんだけど、誰にも触れることができないのはやっぱり辛いことなんだろうな……。〈荊〉は確かに恐ろしいものだけど、それでもシオンさんとの信頼関係は築けると思うし、築きたいよ。だから、シオンさんもいつか俺たちのことを、仲間なんだって心から思ってくれると嬉しいな。


キャラクター衣装審査
シオン――そうね、こっちの色のほうがいいんじゃないかしら ?
アルフェンん ?  あれは、シオンか ?それに、一緒にいるのは……。
シェリアあっ、アルフェン。
チェルシーこんにちは~。
シオンアルフェン ! ?  どうしてここに……。
アルフェンどうしてって、たまたま通りかかっただけだ。シオンたちは買い物か ?
チェルシーはい !  シオンさんに髪留め用のリボンを選んでもらっていたんです。
アルフェンそうだったのか。シオンも、いつの間にかアジトの人たちと仲良くなっていたんだな。
シオンべ、別にそんな……。ただ、街の案内をしていただけよ。
シェリアこの前、シオンがお茶会に来てくれた時に色々とファッションのアドバイスを貰ったの。それで、今度一緒に買い物しようって話になって。
チェルシーシオンさん、凄くセンスがいいんですよ !ああ……私も早くシオンさんみたいな気品のある女性になりたいです~。
アルフェンなるほど、さすがシオンだな。けど、シオンの衣装審査は厳しいぞ。
シオンそれは、あなたがそういうことに無頓着すぎたからよ。それに引き換え、この二人はよく考えてるわ。
シオンまず、シェリアの服は赤を基調とした色が綺麗だし胸の青いリボンも、いい対比になっていると思うわ。
シオンチェルシーの服も、一見、防寒機能が薄いように見えてしっかりと保温できるようになっているし動きやすそうなのもいいわね。
チェルシーシオンさん…… !私の拘りを分かってくれるんですね~~ !
シェリアええ。やっぱり、今日の買い物はシオンに選んでもらうのが一番ね。
シオンそ、そう ?あまり期待されすぎても困るけど……。
アルフェンいや、二人の言った通りシオンの衣装選びは間違いないと思うぞ。
シオンそ、そうかしら ?
アルフェンああ。俺の服装についても色々と助言を貰ったし何より、シオン自身の服装が綺麗だから説得力もあるんじゃないか ?
シオンなっ ! ?
アルフェン遺跡でその服を見つけた時も着替え終わったシオンの姿を見て……。
シオンアルフェン ! !  それ以上言うと撃つわよ ! !
アルフェンえ ?  いや、そんな銃を向けられるようなこと言ったか ! ?
シオンいいから、黙りなさい !
シェリア……はぁ。いいなぁ。
チェルシーシェリアさん ?どうしたんですか ?  ため息なんか吐いちゃって……。
シェリアあ、ううん……私の場合、感想どころか気付いてもらえないことのほうが多いから……。
チェルシー……なるほど。シェリアさんにとってオシャレは悲しみと表裏一体なんですね。

キャラクター〈荊〉とねむり姫
リチアシオン、今日はアジトに来てくださってありがとうございました。
シオン……こちらこそ、あなたたちが作ったピーチパイ美味しかったわ。
リチアそれは良かったですわ。今度は、シオンもぜひ一緒に作りましょう。
シオンそれは……やめておいた方がいいわ。調理場で私が傍にいたら動きにくい。……分かるでしょう ?
リチアそんなことは決して……いえ、わたくしたちではなくシオンが気を遣ってしまうことになるのですね。申し訳ありません。
シオン気にしなくていいわ。だけど……ひとつ聞いてもいいかしら。
リチアはい、何でしょうか ?
シオンあなたもそうだけど……どうして、ここにいる人たちは私に関わろうとするの ?
シオン〈荊〉のせいで、私には誰も近づいてこなかった。昔から、私に向けられていたのは、いつでも恐怖に怯える目だったわ。
シオン……だけど、あなたたちは違う。それが、私には不思議なのよ。
リチアそれは……きっと皆も様々な事情を抱えているからだと思いますわ。
シオン……同情ってこと ?
リチアいいえ、そうではありません。皆、人の『痛み』がわかるから放っておけないのです。
シオン『痛み』……。
リチア勿論、シオンが感じた『痛み』は、わたくしたちは想像をすることしかできませんがそれでも、歩み寄ることはできます。
リチアわたくしにも、わたくしのスピリアに歩み寄って助けてくれた人たちがいました。
リチアだからこそ、わたくしは知っているのです。人のスピリアは、互いに支え合うことができるのだと。
シオン……それが私みたいな存在であっても ?
リチアはい。たとえ、触れることができなくてもスピリアは繋がることができます。
リチアそれに、わたくしから見ると、シオンはもうそういう方々と出会った経験があるように思います。
シオン……さあ、どうかしらね。
リチア…………。
シオンだけど、あなたたちが私のことを構う理由は理解できたわ。
シオンあなたたちも、お人よしってことね……。
リチアシオン、わたくしたちがお呼びしたらまた、来てくださいますか ?
シオン……そうね、そうさせてもらうわ。せっかく用意してくれた食べ物を粗末にする訳にはいかないから。
リチアふふっ、ありがとうございます。では、またお誘いしますわ。

キャラクター新しい風
ライラあら ?  シオンさん。そんなに難しい顔をして、どうしたんですか ?
シオンライラ。エドナのお茶会に持っていくものを作ろうとしていたの。
ライラまあ !  素敵ですわ。私もお手伝いさせてください。
シオン大丈夫よ、と言いたいところだけど……行き詰まっていたしお願いしようかしら。
ライラはい ♪  ええと、材料はチーズがメインなのですね。チーズケーキとか、チーズタルトでしょうか ?焼き菓子ならお任せください !
シオン焼くには焼くつもりだけど、お菓子ではないの。
ライラお菓子ではない…… ?お茶会に持っていくものを作ろうとしていたのでは ?
シオン悩んでいるのはそこよ。何度かお茶会には参加しているけれど甘い物ばかりなのが気になっていたの。
ライラあら。シオンさんは甘い物がお嫌いでしたっけ ?
シオンいいえ。でも、好きだからこそ……と言ったらいいかしら。甘い物ばかりでは飽きてしまうわ。
シオン甘い物、塩辛い物、甘い物、塩辛い物……交互に食べてこそ飽きずに食べ続けられるというものでしょう ?
ライラたしかに、シオンさんのおっしゃる通りですわね。ん ?  でもお茶会の目的ってそういうことでは……。
シオンそこで、ライラにお願いしたいことがあるの。こんなのはどうかと思って準備していたものがあるのだけれど……。
ライラこれは…… !……なるほど、いいかもしれませんね。
エドナこの匂い……なに ?
ライラあ、エドナさん !
エドナライラにシオンじゃない。何してるのよ。
シオンちょうどよかった。この料理を試食してほしいの。
ライラささ、こちらにお掛けになって。そしてお皿をどうぞ。
エドナ何これ ?  お皿にのってるのは……ただのふかした芋じゃない。新種の冗談 ?
シオン少し待って。本番はこれからよ。ライラ、行くわよ !私がチーズを完璧な角度で傾けて !
ライラお任せあれ !私の力でチーズをちょうどいい感じで溶かして !
シオンエドナ、受け取って !これが……ラクレットチーズよ !アツアツのチーズに溺れた芋を召し上がれ !
エドナはむ……ん、美味しいじゃない。ほくほくのふかし芋に溶けたチーズが絡んでなかなか悪くない仕上がりね。
ライラやりましたね、シオンさん !これに私の甘い焼き菓子を添えれば…… !
シオンええ。甘いと塩辛いの無限循環が完成しそうね。ありがとう、ライラ。
エドナ話が見えないんだけど、一体何なの ?
ライラまだ試作の段階なので秘密です。ね、シオンさん ♪
シオンええ。私たちがお茶会に新しい風を吹かせるから楽しみにしていてちょうだい。
エドナ……ろくでもない予感しかしないけど楽しそうで何よりだわ。