プロフィール
ジミナ村に生まれた普通の少年は、勇者に憧れた両親に勇者になるべく育てられるというあまり普通ではない日々を経て、魔王ギリを倒す旅に出た。仲間は『グルグル使い』というとりわけ普通ではない女の子だった。成功しても失敗しても常識外れなことが起こるグルグルに、少年はツッコミを入れ続けていった。そして人に魔物に魔王に、ついには世界にまでツッコミを入れることになる。それこそが勇者の力なのかもしれない。
ミリーナの一言
ニケはとっても素直な良い子よ。少しお調子者なところもあるけれど、いざという時は、誰よりも前に出て戦う勇気を持っているの。それにククリのことを本当に大事にしているのが、端から見ていても伝わるわ。色々な人や物にツッコミを入れるのも面白くて、不思議な魅力の持ち主なの。これからもククリを大事にしてあげて欲しいわ。
イクスの一言
ニケはすごいやつだよ。なにせあのダオスにも初対面でツッコミを入れたんだ。冗談が通じるような人じゃないから、周りのみんなは一瞬凍りついたよ。でもニケはぜんぜん平気な顔してた。ダオスはあまり相手にしないで去っていったけど、それにもツッコミを入れて……むしろその場が明るくなったような気がしたんだ。これも勇者の才能なのかな ?
キャラクター | さっぱり鏡精 |
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カーリャ | はー、お風呂気持ちよかったです。さっぱりしました。 |
ニケ | そこかーっ ! |
カーリャ | きゃあああああ ! |
カーリャ | な、なんですかニケさま ! ? 驚かせないでください !心臓止まっちゃうかと思ったじゃないですか ! |
ニケ | いや、すまん……。つい『さっぱり』って言葉に反応しちまった。 |
カーリャ | さっぱり…… ? |
ニケ | やっぱりお前かーっ ! |
カーリャ | きゃあああっ !カーリャは無実ですーっ ! |
ニケ | ……はっ ! ? すまん、また身体が勝手に……。 |
カーリャ | なんでまた、そんなことになってるんですか。 |
ニケ | それが、オレにもわからないんだ。他のやつが言ってもそれほど気にならないんだけどなぜかカーリャが言うと身体が反応するんだよ。 |
ニケ | 突然だけど、カーリャって同じ顔のやつがたくさんいたりしない ? |
カーリャ | しませんよ。カーリャはカーリャだけです。 |
ニケ | このサイズ感、頭の上をふわふわ飛んでる感じ不思議と既視感があるんだよなあ。 |
ニケ | モヤモヤするから、なんとかして理由というか犯人を突き止めたいって思ってたんだけど。 |
カーリャ | よくわかりませんが、とにかくこれからはニケさまの前でその言葉は口にしないようにします。 |
ニケ | 悪いな。オレも気をつけるからさ。ところで、今朝のサラダうまかったよな。特にあのドレッシングが。 |
カーリャ | そうですね ! しっかりした味つけなのに後味は『さっぱり』していて……。 |
ニケ | 見つけたーっ ! |
カーリャ | ひゃああああっ ! |
ニケ | 悪い悪い。だけど、カーリャが『あの言葉』を使うからさ。言っただろ ? 身体が反応しちゃうって。 |
カーリャ | それはニケさまがサラダの話なんてするから……。 |
ニケ | ところで、オレの世界にはイイモデードって植物があってさ。花に顔があって触手もあって人が近づくとしゃべり出す── |
カーリャ | へえ、しゃべるお花ですか。面白そうですね〜。 |
ニケ | と見せかけて特にしゃべったりはしない。 |
カーリャ | なんですかそれは ! ガッカリですよ ! |
ニケ | ちなみに食べると毒がある。……が、五秒で治る。 |
カーリャ | いったい何なんですか、そのお花は……『さっぱり』意味がわかりませんよ。 |
ニケ | やっぱりお前かーっ ! |
カーリャ | きゃああああっ !……ってニケさま、わざとやってますね ! ? |
ニケ | あ、バレた ? |
キャラクター | 勇者と神子 |
ニケ | またククリにちょっかいだしやがったな、ナンパ奉行 ! |
ゼロス | 俺さまはレディに優しくしただけだぜ。 |
ロイド | あれは……。 |
ククリ | もう、勇者様とゼロスくん、またケンカしてる。どうしてあんなに仲が悪いのかしら。 |
ロイド | そうかな ?俺はそんなことないと思うぜ。 |
ククリ | え、違うの ? |
ロイド | まあ見てなって。 |
ゼロス | 勇者なんて呼ばれて、いい気になってるんじゃないか ?俺さまの世界じゃ勇者ってのはとんでもねえ存在だぜ。 |
ニケ | んだとー ! だったら見せてやるよ ! |
ニケ | |
ゼロス | はん、思ったよりやるじゃねーの。だが、俺さまの方が上だ !魔法じゃないけど『カッコいいポーズ』 ! |
ニケ | くっ…… !あえての自然体で醸し出すカッコよさか…… !悔しいが、さすがだぜ ! |
ニケ | だけどオレだって進化してるのさ !『カッコいいポーズ』その2 ! |
ゼロス | バカな…… ! カッコよさを上乗せしてきただと ! ?どこまでカッコよくなるんだ…… ! |
ニケ | それは、ライバルの存在があるかぎり……そう、お前という最高にカッコいい男のことだ ! |
ゼロス | ニケ…… ! お前ってやつは…… ! |
ククリ | なんで結局ほめ合ってるの……。 |
ロイド | それはわかんねー。 |
ニケ | ……またしても引き分けとなったか。 |
ゼロス | まったくもって不本意だが、そのようだ。 |
ニケ | おおっ、グラマーなおねーさん…… ! |
ゼロス | ジュディスちゃ〜ん、俺さまたちとお茶しなーい ! ? |
ロイド | たぶんあの二人、似た者同士なんだよ。 |
ククリ | もう ! 勇者様もゼロスくんもえっち ! |