セイリオス・キャフトル
「旅は道連れってね。心強い味方ができて嬉しいよ」
「ここで会ったのも何かの縁だ。よろしく頼むぜ」
テイルズ オブ ザ レイズ リコレクション
性:男
年齢:22歳
身長:180cm
体重:64kg
CV:阿座上 洋平

プロフィール

ネオイデア王国の死神騎士。個性的で華やかな姿とは裏腹に、性格は非常に穏やかで柔和。自分の感性を押し付けることもない。半面その穏やかさは人の生死に対しても変わりないため、冷たいとさえ感じさせることも。新人死神騎士のコダマにとっては先輩であり教育係でもあるが、何かと気が合うらしく親友として絆を深めている。

アイリスの一言

セイリオスと言えばやっぱりお洒落 ! 私じゃ絶対に思いつかないコーディネートセンスなんて、本当に羨ましいし憧れちゃう。よく見るとネイルやメイクまですごく気を使ってるんだ。あの繊細さをコダマにも少し分けてあげて欲しいくらい。でも、そういうコダマの世話を焼いているセイリオスって何だか楽しそうなんだよね。

コダマの一言

セイリオスは俺が棄民であることを特別扱いしない。それが俺にとってはすごくありがたいんだ。もちろん、あからさまな態度で差別する奴らには怒ったりもするけど、だからって変に可哀そう感を出して俺をちやほやすることもない。ただの人間として見てくれる。だからセイリオスの隣はすごく居心地がいいんだ。


キャラクター不要の花
コダマはぁ、やっと乾いた。
セイリオス突然降られるとは運が悪かったな。ほら、ホットミルク。
コダマセイリオスの作るホットミルク大好き !何から何までお世話になります。はぁ、落ち着く~……。
セイリオスで、ズブ濡れで夜番に遅刻してきたわけをそろそろ説明してもらえるかい ?
コダマ一昨日、戦死した奴の葬儀が今日だったろ ?来る途中で献花に行ったらまだたくさん人がいてさ。
セイリオスまさか、人が捌けるまで待ってたのか。
コダマうん。棄民の俺が顔出すとトラブルになるからさ。で、待ってるうちに雨がザーッと。
セイリオスなるほどね。そうか、あいつの葬儀は今日だったのか。
コダマまた行ってないのか。そういうところドライだよなぁ。セイリオスが花をあげたら喜ばれたと思うけど。
セイリオス俺が ?
コダマセイリオスって結構慕われてるんだぜ ?俺の教育係に決定した時なんか、みんなからめちゃくちゃ羨ましがられたし嫌がらせされた。
セイリオスおっと、そりゃすまなかった。
コダマいや、セイリオスが謝ることじゃないよ。
コダマそういやセイリオスって、メシだって他の奴らから結構誘われてるのに、俺やアイリスとばっかりだな。俺に気を遣うことないぞ ?
セイリオスそりゃ心外だな。俺は気に入ったものしか側におかないんだ。
セイリオスそれに、お前さんから目を離すと俺の仕事が増えるからね。
セイリオスああ、そうか。俺を食事に誘う奴ってのはお前さんへの苦情を言いたいのかもしれないな ?
コダマははっ、まさか……いや、ありえるな。だとしたらやっぱり今日もこっそり献花して正解だったのかも。
セイリオスまったく……わかっていてなんで律儀に参加するのかね。
コダマ今日の奴は違ったけど……こんなご時世だから葬儀があっても出席者がいなかったり、葬儀がない奴なんかもいるだろ。家族も友達も死んじゃっててさ。
コダマ頑張って幻影種に立ち向かったんだから花が一輪も手向けられない奴がいるのはなんか……嫌なんだよ。
セイリオス……つくづくお前が親友でよかったよ。
コダマなんだよ突然。だったら『俺の時』には、その親友様に花を供えてもらおうかな。
セイリオスそりゃ無理だ。
コダマなんだよ、いいじゃんそれくらい。
セイリオスお前が死んでるなら、きっと俺も死んでる。
コダマは……っはははは !  だな !俺もセイリオスには献花できねーわ、ごめん !
セイリオスさて、巡回の時間だ。お互い『花なし』にならないように気を引き締めていこうぜ。
コダマああ、よろしくな、セイリオス !

キャラクター潤滑剤
クレスみんな、集まってくれてありがとう。それじゃあ、戦力の確認も兼ねて出張クレス道場を開催――
ディストどういうことですか !私はジェイドが来ると聞いていたから参加したのですよ !
ルーク相変わらずジェイドジェイドってうぜぇなあ……。――ガイ、説明を !
ガイお前もジェイドの真似するなって。ジェイドは幻影種の調査で参加できなくなったそうだ。死神騎士たちの力の確認なんかはお前に任せるとさ。
チェスターなるほどね、ジェイドは頭脳担当でディストが肉体――もとい殴られ担当ってわけか。
ディスト黙りなさい、魔弓のチェスター。私とジェイドは頭脳派の双璧ですよ。
チェスターわかったから魔弓呼びはやめろ !
ディスト仕方ありませんね。見てますから勝手にやりなさい。
チェスターやれやれ。悪いな、ゴタゴタして。
コダマ全然。こっちも参加できたのは俺とセイリオスとアイリスだけだし。で、組み合わせはどうする ?
ルーク俺、まずはコダマと腕試ししたい。クレスも一緒にやろうぜ !
クレスいいね、楽しみだ。
アイリス私はどうしようかなぁ。戦うっていっても……。
ガイアイリス、ちょっといいかな。きみの拡声器の仕組みに興味があるんだけど見せてもらいたくて。
アイリスいいよ。そういえば、あなたの仲間に歌で能力を発揮する人がいるって聞いてるけど――
チェスターなあ、セイリオス。その武器って狙いを付ける時どうするんだ ?かなり正確に撃ち抜いてるよな。
セイリオスこれかい ?  左足にオートバランスもついてるが負荷をかけすぎると軋むから右の重心が鍵なんだ。基本は体幹さ。弓や剣術だって――
セイリオスなあ、ディスト博士。ちょっと相談なんだが俺の義足の調整を任せられそうな奴はいるかい ?かなり繊細な作業なんだ。
ディスト……ふん、この程度ですか。薔薇のディスト様にとっては子供の遊びですよ。
チェスター死神ディストじゃなかったか ?
ディストお黙りなさい !
セイリオスうん ?  どうして怒るんだ ?薔薇も死神もいい二つ名だぜ ?  俺も死神騎士だし死神ってのは畏怖されるもんだろう ?
ディストま、まあ、確かに私は畏怖される存在ですがね !チェスター、あなたも少しは二つ名を大切になさい。私が授けた名を堂々と使うのです !  いっそ一族で !
チェスターお前、アミィにまで恥かかす気かよ。そうじゃなくてもあいつはお年頃なんだぞ !
セイリオス妹さんがいるのか。可愛がってるんだな。
チェスターああ、アミィっていってよくできた妹でな。料理は上手いし、手先は器用だし。自分でぬいぐるみも作っちまうんだぜ ?
セイリオスへえ、そいつはすごいな。今度アミィの作ったものを見せてくれないか ?デザインのヒントになるかもしれない。
ルーク嘘だろ。ディストが楽しそうに話してやがる……。
クレスチェスターもだ。意外な組み合わせだね。
コダマま、セイリオスがいるからな !

キャラクター痛み
セイリオスおや、お前さんもまだ起きてたのかい ?
バルド・Mええ、少し考え事をしていまして……あなたは ?
セイリオス散歩がてら、こいつの調整と確認作業。たまに痛むんでね。
バルド・Mああ、足ですか。武器でもありますから戦いにも影響しますね。いつから ?
セイリオスいつかねえ……昔は痛みなんてなかったんだが。コダマたちと出会った頃からか ?
バルド・M……心理的な影響でしょうか。その足のこと、嫌でなければ聞かせてもらえますか ?
セイリオスもの好きだねえ。――この足を失ったのは棄民の少年を助けたときだ。
セイリオスそのことがきっかけで、棄民嫌いの家族や友人から縁を切られたわけだが……当の助けた少年からも罵倒されたよ。
セイリオスあのとき死んでいればよかった。こんな世界で生きていたくなかったってさ。
セイリオス俺の行いで、幸せになった奴は誰もいなかったわけさ。俺は足を、両親は息子を、棄民の少年は嫌な人生から解放される機会を失ったわけだ。
セイリオス……まあ、もうどうでもいいことだけどな。とにかく、その頃は足の痛みなんてなかった。
セイリオスけどな、アイリスやコダマと組むようになってからたまにうっすら痛むんだ。特にあいつらと騒がしくしているときとかな。
バルド・Mなるほど、彼らと……。ところで、あなたは二人をどう思ってます ?
セイリオスそうだなあ……。アイリスの祖父さん好きは筋金入りなんだ。家族をそこまで愛することができるのは羨ましいよ。
セイリオスコダマは強い。呆れるほど小賢しくもがいてなんとしても生きようとする。酷い扱いをされてるのにそれでもまだ人と繋がりたいと考える。
セイリオス……美しいよ。美しくて綺麗だ。俺の持っていないものばかりさ。羨ましい……なんてのは、俺らしくないかねえ……。
セイリオス……っ !  また足がピリッとしたな。まったく参るぜ。
バルド・M……セイリオス、その痛みはきっと……。
セイリオスなんだ、原因がわかったのかい ?
バルド・M……いいえ。でも、そのうち痛みはなくなるでしょう。他ならぬ、あの二人が傍にいるのなら。
セイリオスおいおい、あいつらといるようになって痛みが始まったんだがね。
バルド・Mその痛みですが、私にも少しだけならわかります。私の場合はここが痛むんです。
セイリオス胸…… ?
バルド・ミストルテンええ。それで今も一人で考え事をしていたんです。
セイリオス……なるほどね。その痛みは、お前さんの大事な主と話すと楽になるかもしれないぜ ?
バルド・Mふふっ、あなたは人の心の機微には恐ろしいほど聡い。なのに自分のこととなると……。
セイリオス…… ?
バルド・Mセイリオス、あなたの痛みはとても美しいものです。自分を大事にしてください。
セイリオス結局、解決方法はわからずか。……やれやれ、とんだ散歩になっちまったな。