プロフィール
日向夏美はごく普通の地球人だった。スポーツ万能、成績優秀と優れた能力を有してはいるが、それもあくまで同年代に比べればという程度。ある日、宇宙からの侵略者が彼女の前に現れる。その時、日向夏美の真価が発揮された。ケロロ小隊によるペコポン侵略作戦のことごとくが阻止されてきたのも、彼女の存在によるところが大きいだろう。『地球(ペコポン)軍最終防衛ライン・コードネーム723』。ケロン軍は日向夏美をそう呼んでいる。
ミリーナの一言
夏美は普通の可愛い女の子よ。ちょっと怒りっぽいようにも見えるけれど、根が真面目だから、だらしない人や悪いことをしてる人を見過ごせないのだと思うわ。真っ直ぐ突っかかって行っちゃうところは少し心配だけど、赤い伍長が守ってくれるわよね ♪
イクスの一言
あのパワードスーツは夏美が戦えるようにクルルが作ったらしい。能力もすごいけど、一番は夏美を守るためなんだろうね。意外とクルルは夏美のことを大事に思っているのかもしれないな。
キャラクター | 芋をもとめて |
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ギロロ伍長 | お、お前がマリーか……。 |
マリー | そうだが……どうしたのだ ? ボロボロじゃないか。 |
ギロロ伍長 | 気にするな、それよりお前に聞きたいことが……。 |
日向 夏美 | ギロロ ! もうやめて ! |
ギロロ伍長 | 夏美…… ! なぜ来た ! |
日向 夏美 | あんたが私のために無茶するから止めに来たに決まってるでしょ ! |
ギロロ伍長 | 夏美、お前には関係ない。これは俺の意志だと言ったはずだ。 |
マリー | 深刻な様子だが……わたしに何か用があるんだな ? |
ギロロ伍長 | 噂を聞いたんだ。お前が、特別な『芋』について知っていると。 |
マリー | 『芋』…… ? |
日向 夏美 | 私がこっちでも焼き芋が食べたいって言ったばっかりにギロロは最高の『芋』を探す旅に出ちゃったのよ。 |
ギロロ伍長 | 最初はジェイドだった。やつの得意料理からこの世界にも『芋』があるとわかった。 |
日向 夏美 | 『ポテトサラダ』が作れるなんて、意外よねー。 |
ギロロ伍長 | 次にカロルからリタという娘のことを聞いた。 |
日向 夏美 | リタの『からあげポテト』美味しかった~。でも、どちらかと言うとからあげがメインよね。あれ。 |
ギロロ伍長 | そしてシオンとかいう女にも会いに行った。 |
日向 夏美 | 『蒸かし芋』もシンプルでよかったわよね。シオンもなんだか並々ならぬこだわりをもって作ってたし。 |
ギロロ伍長 | だが ! すべて俺が求める『芋』ではなかった ! |
日向 夏美 | てなわけで、紆余曲折あってあなたのところにたどり着いたの。 |
マリー | なるほど。事情はわかった。お前たちが探しているのは『さつまいも』だな ? |
ギロロ伍長 | そ、それだ !どこにあるんだ ! |
マリー | 『さつまいも』はひょろ長い魔物を倒した際に手に入れた。かなりの強敵だったが、仲間と協力してなんとかな。 |
ギロロ伍長 | は…… ? |
マリー | 斧としてはなかなか面白い性能だったぞ『さつまいも』は。 |
日向 夏美 | 『さつまいも』が武器って……。さすが異世界ね。私の常識じゃ考えられないわ。 |
ギロロ伍長 | な……あ…… ! |
日向 夏美 | ちょっ、ギロロ ! ? |
マリー | 求めていたものが見つかり気絶するほど嬉しかったのか。 |
日向 夏美 | たぶんその逆だと思うわ……。 |
キャラクター | ママのこと |
日向 夏美 | これで魔物は全部倒したわね。 |
ウィル | 空を飛ぶ魔物が多くて苦戦していたんだ。君が通りかかってくれて助かったよ。 |
日向 夏美 | いいのいいの。こんなスーツでも役に立ったならそれで充分よ。 |
日向 夏美 | それに、ちょっとモヤモヤしてたから気分転換もしたかったし……。 |
ウィル | どうしたんだ ?オレでよければ話を聞くぞ。 |
日向 夏美 | あ、そんなにたいしたことじゃないの。ママのことを思い出してただけだから。 |
ウィル | 母親か……。 |
日向 夏美 | 自分で決めてここに残ったんだけどやっぱりたまに会いたくなるの。 |
日向 夏美 | ちょっと恥ずかしいな。十三にもなってママに会えなくて寂しくなってるなんて。 |
ウィル | 母を慕うのに歳は関係ないだろう。 |
ウィル | それに気持ちはわかる。オレにも会えない家族はいるからな。 |
日向 夏美 | あなたにも ? |
ウィル | 娘がな。この世界には来ていない。 |
日向 夏美 | 娘さんがいるのね。その子もママが大好きなんだ。 |
ウィル | そうだな。早くに亡くなってしまったから余計に恋しいようだった。 |
日向 夏美 | あ……ごめんなさい。亡くなってたのね、奥さん。 |
ウィル | いいんだ。気にするな。オレは、妻や娘の側にいてやれなかった男だ。 |
ウィル | そのせいで娘にはずいぶん恨まれてしまったがな。 |
日向 夏美 | おじさん……。 |
ウィル | いや、すまん。これではどちらが相談にのってもらっているのかわからんな。 |
ギロロ伍長 | 貴様か ! 夏美を泣かせたのは ! |
日向 夏美 | ギロロ ! ? |
ギロロ伍長 | 夏美を泣かせる者は俺が許さん ! |
日向 夏美 | ちょっ、あんたの勘違いだってば !話を聞いてもらってただけだから ! |
ギロロ伍長 | なにぃ……本当か ? |
ウィル | ああ。誤解させたのならすまない。 |
日向 夏美 | まったくもう……。ほら、行きましょギロロ。ボケガエルがまた変なことしてないか見張っておかないとね。 |
ウィル | そうか……君には側にいてくれるヤツがいるのだな。 |